iPad Air 4 電源ボタンが押せない・反応しない症状の修理｜落下や衝撃による故障もデータそのまま対応【EyeSmart南砂】

iPad Air 4(A2316) を落としてしまった直後から、
電源ボタンが押せなくなった、または押しても反応しないといった症状はありませんか？
ボタン自体は小さな部品ですが、
フレームの歪みや衝撃で引っかかると、
押し込めない・反応しない状態になってしまいます。

場合によっては、ボタンが長押しされている状態と認識され、
急にリカバリーモードに入る・ループ状態になることもあります。
EyeSmart南砂では、こうした落下や衝撃による電源ボタンの故障も、
データそのままで修理可能です。
今回は、症状の原因と修理のポイントについて詳しくご紹介します。

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⚙️電源ボタンが壊れた？！原因と対処法

iPad Air 4の電源ボタンが押せなくなった場合、見た目は同じ「押せない」症状でも、原因によって修理内容や費用が大きく異なります。
以下の表に、代表的な症状と考えられる原因・対処法をまとめました。

症状	主な原因	対処法
落下などしておらず、びくともしなくなった	手垢や埃などがボタン周囲に詰まっている	分解してクリーニング。※日頃から埃がたまらないようお手入れをすることで防止可能。
ボタンの駆動はあるが、押し感（ぽちぽち感）がない	電源ボタン内部の突起（金属パーツ）が摩耗または破損	電源ボタンパーツの交換が必要。（※1
落下後に押せなくなった・びくともしない（今回の症例）	フレームの歪み・凹みでボタンが引っかかっている／内部ネジの外れやズレ	分解し、該当箇所のフレーム矯正またはネジの締め直しを実施。
ボタンの押し感・稼働には問題ないが、全く反応しない	電源ボタンや周辺パーツ、基板回路の不具合	電源ボタンコネクタの挿し直し、パーツ交換、もしくは基板修理。
落下などでボタンが物理的に割れた	電源ボタンパーツの破損	電源ボタンパーツ交換で対応可能。(※2

🔸参考修理事例(※1
👉 【Xperia 10 IVの電源ボタン修理】南砂・葛西・浦安・錦糸町

📍補足：iPad Air 4の電源ボタン構造について(※2
👉 iPad Air 4の電源ボタンはTouch ID（指紋認証）と一体化しており、指紋認証と基板は紐付けされています。
部品交換を行うことで指紋認証機能は利用できなくなります。

🛠 修理事例：iPad Air 4交換

• 【ご依頼内容】
  　落下後、電源ボタンが押せなくなった。押し込めず、りんごループになった。
• 【修理内容】
  　iPad Air 4 を分解し、フレームの矯正を行った
• 【所要時間】
  　約120分（即日対応）
• 【費用】
  　税込15,800円~（2025年10月時点）
  ※フレームの状態/パーツ交換の有無により金額が前後します。

分解を行う

こちらは iPad Air 4 を分解した際の様子 です。
今回は落下によって電源ボタンが押せなくなったとのご依頼で、フレームに明らかな歪みが確認されました。

iPad Air 4 は通常、画面側から分解を行っていきますが、フレームに歪みがある場合は分解時に一箇所へ過度な圧力がかかりやすく、画面割れや表示トラブルなど別の不具合を招く可能性があります。
そのため分解は、画面やフレームに負担をかけないよう慎重かつ丁寧に作業を進めています。

画面を外した後は、電源ボタン付近のネジやコネクタを順に外し、フレームの矯正や内部の状態を確認しながら対処していきます。

電源ボタンを取り外す

こちらは iPad Air 4 の電源ボタンを取り外した様子 です。

電源ボタン自体はネジで固定されている シンプルな構造 ですが、
ボタンケーブルの下には粘着で固定されており、さらに他のアンテナ線やカメラパーツのケーブルが近くに配置されています。

そのため、電源ボタンケーブルを外す際には、パーツの構造をしっかり理解し、どこまで工具を差し込んでよいかを確認しながら 丁寧に作業する必要があります。
ここで無理をするとケーブル損傷や他のパーツへの影響につながるため、慎重な作業が不可欠です。

電源ボタン周りのフレームを矯正するところ

こちらは 電源ボタンを支えるフレーム部分が内側に歪んでしまっている箇所 です。

この歪みが原因で、電源ボタンの押す動きを妨げていたようです。
作業では、工具ややすりを使いながらフレームを丁寧に再形成していきます。

この作業は非常に重要です。

• 削りすぎると、水分や粉塵が入りやすくなり故障リスクが高まります。
• 削らなさすぎると、押し感が改善せずボタンの動作が引き続き不安定になります。

そのため、正確な調整と慎重な作業が求められます。

こちらは フレーム矯正作業が完了した状態 です。

元々、内側に凹んでしまっていたフレームでしたが、
電源ボタンを合わせながら少しずつ矯正をかけることで、ボタンがしっかりはまる状態 に戻すことができました。

これにより、押し感も改善され、電源ボタンが正常に機能するようになっています。

🔍 修理後の動作チェック内容

こちらは修理完了後の状態です。
修理前は、電源ボタンが長押しされている状態となっており、りんごループが発生していたため、修理前の動作確認はできませんでした。

しかし今回、電源ボタンを正常に押せるように修正したことで、りんごループも改善され、動作も問題なく行える状態となりました。

念のため、下記の動作確認をお客様とともに行い、問題がなければご返却となります。

• 充電確認
• 物理ボタン反応チェック
• タッチパネルの動作
• 音声出力（スピーカー等）
• 生体認証（指紋／顔）
• カメラ映像確認
• マイク・通話の音声入力確認
• ネットワーク（Wi-Fi／モバイル回線）
  

動作確認について、パスワードを教えないといけないの？
そんなご不安、次の記事にて紹介しております。ぜひご覧ください。
【EyeSmart南砂】スマホ・タブレット修理の流れ｜iPhone・Android全機種対応

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正規修理店と民間修理業者どっちがいい？徹底比較！

iPad Air 4の電源ボタン陥没、「正規修理に出すべきか？」「民間の修理店に任せても大丈夫か？」と悩まれる方も少なくありません。

今回は、正規修理店と民間の修理業者の違いについて、分かりやすくまとめてみました。
※ご加入中の保証プランやメーカー、キャリアによって条件が異なる場合がありますので、参考としてご覧ください。

項目	正規修理店	民間修理業者
データ保持	× 初期化必須	◎ データそのまま
修理方法	× 本体交換が多い	◎ パーツのみ交換
修理時間	× 数日〜1週間	◎ 最短30分〜即日
修理料金	× 高い	◎ 安い場合が多い
メーカー保証	◎ 継続（条件あり）	× 保証対象外
純正パーツ	◎ 純正パーツ	△ 純正相当または互換パーツ

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