今朝、待望のiOS 18.2がリリースされました。毎回アップデートのたびに新しい機能が追加され、日々の使い勝手が向上していくのはAppleファンにとって嬉しいニュースです。今回も、見逃せない新機能がいくつか登場しました。この記事では、その中でも特に注目したい便利な機能を、実際に試してみた感想を交えながら詳しく解説します。さらに、日本ではまだ利用できない機能についても簡単に触れていきます。
写真アプリのUI改善でストレスフリーな操作感
まず初めに紹介したいのが、写真アプリのUIに関するアップデートです。iOS 18で大きく刷新された写真アプリですが、今回のアップデートで細かな改善が加わり、さらに使いやすくなりました。その中でも特に印象的だったのが縦型動画の表示方法です。これまでは動画を開いたとき、一回り小さいサイズで表示され、画面をタップして拡大表示に切り替える必要がありました。しかし、iOS 18.2では動画を開いた瞬間に最大サイズで表示されるようになり、煩わしいタップ操作が不要になったのです。
ただし、この変更には一つ課題もありました。上下部分が若干切れてしまうため、全体を確認したい場合には多少の工夫が必要です。それでも、個人的にはこれまでの操作性よりも格段に使いやすくなったと感じています。縦型動画を頻繁に閲覧するユーザーにとっては、間違いなく嬉しい改良と言えるでしょう。
「探す」アプリの強化でエアタグがさらに進化
次に注目したいのは、「探す」アプリの新機能です。エアタグを利用している人にとって、これ以上ない朗報かもしれません。このアップデートで、「持ち物の位置情報を共有」という新しい機能が追加されました。この機能では、自分の持ち物がなくなった際に、信頼できる友人や知り合い、さらには航空会社と協力して探すことが可能になります。特に海外旅行中のロストバゲージ対策として、エアタグをキャリーケースに忍ばせている方にとって、この機能は非常に役立つものです。
実際に試してみると、位置情報を航空会社と共有することで、持ち物を探しやすくなる仕組みがスムーズに動作していました。また、共有は一定期間で自動停止する仕様になっており、プライバシーにも配慮されています。この改良により、エアタグが持つ利便性がさらに向上し、新しいエアタグの登場を予感させる機能追加でした。
音量制限機能で安心の音響体験
もう一つ見逃せない新機能が、iPhoneのスピーカーに関する音量制限の追加です。設定アプリの「サウンドと触覚」内に新たに「最大音量制限」という項目が追加され、スピーカーの最大音量を20%から90%の間で自由に設定できるようになりました。この機能を使うことで、突然の大音量で驚くことを防ぎ、安全で快適な音響環境を実現できます。
例えば、最大音量を50%に設定してみると、音楽や動画の再生時にそれ以上の音量にならないため、耳に優しく、落ち着いて楽しむことができました。緊急速報や着信音などにはこの制限が適用されない点も含め、ユーザーの実用性をしっかり考えた設計だと感じます。
Apple intelligenceアメリカ言語ベータ版で今回は手書きや写真を絵に変換して送り合う機能が実装
アップルインテリジェンスはまだ日本では正式にサービス提供されていませんが、言語設定を英語にすると使えます。今回はそんなアップルインテリジェンスに更にイメージプレイグラウンドアプリが追加され、英語言語に変えれば日本でも普通に使えます。使い終わったら日本語表記に設定で戻せます。
「image playground」という機能は、手書きのイラストを瞬時にデジタルアートに変換することができます。たとえば、メモアプリで川や木を簡単に描いた後、それをAIが認識し、複数のイラスト候補を生成してくれる仕組みです。さらに、生成されたイラストは自由にサイズを変更したり、部分的に削除したりできるため、カスタマイズの幅が広がります。
また、絵文字作成機能も非常にユニークで、英語環境で作成したカスタム絵文字を日本語環境でも使用できます。例えば「rabbit surfing」と入力してみるとAIが瞬時「ウサギがサーフィンをしている様子」の独自の絵文字を数パターン作成してくれ、それを簡単にメッセージアプリで送信できる点は、コミュニケーションを一層楽しくします。これに加え、自分の写真をベースにイラストを生成する機能も搭載されており、アニーメーションテイストやイラストチックな似顔絵を瞬時に自動生成でき、絵を描くのが苦手な人でもクリエイティブに自分を表現できる機能です。
まとめ:エアタグなど未来が広がるiOS 18.2
今回のアップデートで、写真アプリの使い勝手向上や「探す」アプリの進化、音量制限機能の追加といった、日常生活に役立つ機能が多数追加されました。特にエアタグ関連の機能は、旅行や普段使いにおいて大きな魅力を発揮するでしょう。
また、アメリカ限定で追加された画像生成機能や絵文字作成機能も、将来的に日本で利用可能になる日を心待ちにしたいところです。今回のiOS 18.2は、新しい可能性を感じさせるアップデートとなりました。次回の大きな進化にも期待しつつ、新機能を存分に活用していきましょう。