12月2日からマイナ保険証へ完全移行!?【iPhoneから確認する方法】

12月2日を目前に控え、保険証の利用に関する大きな変化が訪れようとしています。現行の健康保険証が新たに発行されなくなるというニュースが話題です。この変更に伴い、私自身もさまざまな疑問を抱きつつ、最新情報を整理しました。

今までの保険証がアップデート
目次

マイナ保険証への移行:今後の使い方と注意点

12月2日から、現行の健康保険証の新規発行が停止され、マイナンバーカードを保険証として利用する「マイナ保険証」へと完全移行する制度が始まります。現行の保険証はすぐに使えなくなるわけではなく、会社員が持つ保険証の場合、2025年12月1日まで引き続き利用可能です。国民健康保険についても、有効期限内であれば最長2年間は使えるとのこと。ただし、引っ越しや転職で保険の登録情報が変わると、その時点で失効します。

マイナ保険証への切り替え手続きは完了していても、リーダーが設置されない医療機関に遭遇することもありえます。その場合は従来の保険証のほうが便利な様に感じますよね。こんな現状も影響し、今年9月のデータでは、医療機関を受診した人のうちマイナ保険証を利用した割合はわずか20%に留まっています。

参考までに ”政府広告オンライン” の新聞記事下広告を以下に引用添付しておきます。

マイナ保険証の案内広告引用

政府広告オンラインの引用元のページ:→URLはこちら

マイナ保険証とはマイナンバーカードと保険証が合体

まず、マイナ保険証について簡単に説明します。マイナ保険証とは、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるサービスです。医療機関の受付にあるカードリーダーにマイナンバーカードをかざすだけで、保険証として利用することができます。従来の様にマイナンバーカードと健康保険証の二つを持ち歩く必要がなくなり、マイナンバーカードに健康保険証の機能が加わって、マイナンバーカードがより多機能になったということですね。

マイナ保険証は便利なことが

  1. より適した医療をスムーズに受けられる
    病院や薬局で過去の病歴や検査結果を医師がすぐに確認できるため、スムーズな治療や適切な薬の処方が可能になります。
  2. 高額な医療費の一時的な自己負担が不要になる
    高額療養費制度を利用する際、事前に市役所での書類申請手続きをしなくても、マイナンバーカードを健康保険証として使うことで、窓口での限度額以上の支払いが不要になります。
  3. 引っ越しや転職の後もそのまま健康保険証として使える
    更新が不要で、新しい健康保険証の発行を待たずに、手元のマイナンバーカードをそのまま利用できます。

これらデジタル化、マイナ保険証への一本化のメリットは、今後マイナ保険証を積極的に使って見たくなる魅力があります。

iPhoneアプリで登録状況を確認する方法

公式”マイナポータル”の実際のウェブページをいくつか画像引用してお伝えします。引用元URLは画像下から確認できます。

公式マイナポータルの引用元のページ:→URLはこちら

それでは、実際にiPhoneを使ってマイナ保険証の登録状況を確認してみましょう。以下のものを用意してください。

  • iPhone(今回はiPhoneを使ってご説明します)
  • マイナポータルアプリ(App Storeから無料でダウンロード可能)
  • マイナンバーカード(ログイン時に読み取りが必要)
  • 利用者証明用電子証明書の暗証番号(マイナンバーカード作成時に設定した数字4桁)
  • 現在使用している健康保険証(登録情報と照合するため)

1. マイナポータルアプリのダウンロード

まず、App Storeを開きます。画面下部の検索タブをタップし、上部の検索欄に「マイナポータル」と入力して検索します。青い背景に白いウサギのアイコンが目印の「マイナポータル」アプリが表示されるので、ダウンロードしてインストールします。現在(2024,12,3)では、以下の様なデジタル庁公式が配信しているアプリを使用します。

マイナポータルアプリのデザイン絵

2. マイナポータルにログイン

アプリを開き、「登録・ログイン」をタップします。すると、「マイナポータルは通知を送信しますか?」と表示されるので、通知が必要な方は「許可」をタップします。

次に、利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)を入力します。これは、マイナンバーカードを作成したときに設定した暗証番号です。入力後、「次へ」をタップします。

3. マイナンバーカードの読み取り

画面の指示に従って、マイナンバーカードを読み取ります。マイナンバーカードの写真がある面を上にして、iPhoneの背面(カメラ付近)にかざします。うまく読み取れない場合は、iPhoneをゆっくり動かしてみてください。

読み取りが完了すると、マイナポータルにログインできます。ログイン後、トップ画面に戻ります。

4. 登録状況の確認

トップ画面に表示されている「登録状況の確認」をタップします。ここで、マイナ保険証の登録状況が「登録済み」となっていれば、登録は完了しています。

マイナポータルアプリの登録画面

公式マイナポータルの引用元のページ:→URLはこちら

さらに詳細を確認したい場合は、「登録済み」をタップすると、登録している情報の一覧が表示されます。現在使用している健康保険証と照らし合わせて、情報に誤りがないか確認してください。

もし登録情報に誤りがある場合や不明な点がある場合は、**マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)**に問い合わせると良いでしょう。

5. ログアウト

確認が終わったら、忘れずにログアウトしましょう。画面右上の三本線のメニューをタップし、ページ最下部の「ログアウト」をタップします。これでログアウトが完了します。

マイナ保険証が使えない場合の対策は?

スマホの故障トラブル

スマートフォンを持っている人で、マイナ保険証の利用登録が済んでいれば、医療機関や薬局でそのまま利用可能です。登録がまだの場合、スマートフォンから簡単に手続きができますし、医療機関での対応も可能です。マイナンバーカードを持っていない場合は「資格確認書」という代替カードが送付されます。このカードは、申請をしなくても対象者に自動的に無償で提供され、有効期限が近づくと再送付される仕組みです。

そして、医療機関でカードが読み取れない場合や、スマートフォンを持っていない場合は、「資格情報のお知らせ」という郵送された書面を使って対応ができます。この様な新しいシステムが不安な場合は、こうしたトラブルを想定して、カードとスマートフォン、さらには書面を常備すれば安心かもしれません。少々手間ではありますが、万全を期して備えることは重要です。

マイナ保険証の利便性と問題点は?

マイナ保険証の最大のメリットは、過去の医療情報が一元的に管理される点です。例えば、救急搬送時には医療チームが患者の既往歴や処方薬情報を迅速に確認でき、適切な処置や搬送先の選定がスムーズになります。例えば薬局でお薬手帳を忘れることなどが想定できますが、マイナ保険証を利用することでその心配が軽減されると期待できます。

とはいえ、デジタル化が進む中で課題も残ります。カードリーダーの普及率の低さや、読み取りトラブルへの対応など、改善が必要な点も見受けられます。初めは手続きや慣れない使い方に煩わしさを感じることもありますが、それを乗り越えることで利便性が向上します。

マイナ保険証の準備は早めに終わらせておくのが得策

今回のマイナ保険証のニュース、マイナ保険証の現状、登録状況をiPhoneで確認する方法も併せてご紹介しました。

  • 2024年12月2日から現行の健康保険証は新規発行されなくなり、2025年12月1日以降はマイナ保険証へ切り替えが必要となります。今のうちに登録状況を確認し移行できるよう準備しておきましょう。
  • 2025年春には更にマイナンバーカードの機能がiPhoneに搭載される予定です。

更なる医療サービスの変化に備え、私たちみんなが現在の保険証の状況を把握し、必要な手続きを進めることが求められています。マイナ保険証の普及が進むことで、国民が安心して細かい医療サービスを素早く受けられる環境が整うと良いですね。

iPhoneマイナ保険証登録で更に便利
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