TCL TAB 10 Gen2(8496G)の電源が入らない?南砂・葛西・東陽町エリアでの起動不良修理事例
今回ご紹介するのは、TCL製タブレット「TCL TAB 10 Gen2(8496G)」の起動不良トラブルです。
ご依頼者さまは、購入後しばらく使わずに3ヶ月ほど放置していたとのこと。
久しぶりに電源を入れようとしたところ、充電しても反応がなく、
1時間以上充電しても電源が入らない状態でした。
当時の写真やデータをバックアップしたいのに起動できず、とてもお困りだったそうです。
今回はその復旧事例を、EyeSmart南砂店よりご紹介いたします。
🔧TCL TAB 10 Gen2(型番:8496G)の主なスペック

画像引用:TCL TAB 10 Gen 2
- 型番:8496G(Wi-Fiモデル)
- 発売時期:2023年6月ごろ
- CPU:MediaTek MT8768E(オクタコア:Cortex-A53×8/最大2.0GHz)
- ROM(ストレージ):128GB
- RAM(メモリ):4GB
- 画面サイズ:約10.4インチ(10.36インチ)
- 画面解像度:2000×1200ピクセル(IPS液晶)
- バッテリー容量:6,000mAh
⚠ 充電をしないまま放置しないで!
スマホやタブレットって、「充電しっぱなしは良くない」って話はよく聞きますよね。
でも実は、「充電をしないまま長期間放置する」ことも、本体にとってはかなりの負担なんです。
電池(バッテリー)は、時間が経つと少しずつ放電していきます。
そのまま完全にゼロの状態で放っておくと、充電ケーブルを差しても反応がなくなり、
「⚡️充電してください」のマークすら出ないことも…。
これは“過放電”と呼ばれる状態で、電池が深く消耗してしまい、
充電しても電気をためる力を失ってしまうことがあります。
また、放置しすぎるのもNGですが、もちろん逆に“充電しすぎ”もよくありません。
ずっと満タン(100%)の状態が続くと、バッテリー内部の負荷が高まり、
膨張や発熱、最悪の場合は起動不良の原因にもなります。
理想的なのは、20〜80%のあいだを保つように使うこと。
しばらく使わない時でも、時々電源を入れて充電してあげるのが長持ちのコツです✨
🔍TCL TAB 10 Gen 2の起動不良の不具合|主な原因と故障箇所の一覧
| 不具合の症状 | 主な原因 | 関連する故障箇所 |
|---|---|---|
| 充電ができない | バッテリーが深く放電している/充電コネクタの接触不良/基板側の電力回路トラブル | 充電コネクタ・バッテリー・基板 |
| 電源が入らない | 長期間放置によるバッテリー劣化/基板のショートや電源IC不良 | バッテリー・基板 |
| 画面は映るが、充電反応が出ない(起動している状態) | 充電口のピン破損/基板側の認識不良/ケーブルやアダプタの相性 | 充電口・基板 |
| ロゴマークから進まない(再起動を繰り返す) | OSエラー/ストレージ破損/基板のメモリ部故障/バッテリー故障 | ROM(ストレージ)・基板・バッテリー |
上記のように、一言で「起動しない」といっても、実際にはさまざまな原因や故障パーツが関係している可能性があります。
見た目では問題がなさそうに見えても、内部ではバッテリーが完全に放電していたり、基板上の電力回路に不具合が起きていることもあります。
また、バッテリーの膨張や基板上のチップ剥がれなど、明らかな故障が確認できる場合を除き、基本的には目視だけで原因を特定することは難しい症状です。
そのため当店では、
「バッテリー交換 → 基板修理 → システム点検」
という順番で、段階的に不具合箇所を切り分けながら復旧を行っていきます。
🛠 修理事例:TCL TAB 10 GEN 2 のバッテリー故障

- 【ご依頼内容】
充電を1時間以上行なっても反応がなく起動しない。/店頭でも電流を測ったところ0.0Aと全く流れていない状態 - 【修理内容】
TCL TAB 10を分解し、バッテリーを単体充電を実施。 - 【所要時間】
約60分(即日対応) - 【費用】
税込12,800円(2025年10月時点)
画面を分解したところ

TCL TAB 10 Gen 2は、一見すると外側のフレームから分解できそうに見えますが、実際には画面(ディスプレイ)側から開けるタイプのタブレットです。
この画面部分は非常に薄く繊細で、分解時にはヒートガンなどで適度に熱を加えながら、アルコールを少しずつ使用して粘着を剥がしていく必要があります。
基本的には粘着層と映像パネルのあいだにある程度の幅があるため比較的安定した構造ですが、
一部の縁では粘着が液晶パネルのすぐ近くまで伸びており、工具を差し込む深さを誤ると画面を傷つけてしまうリスクがあります。
慎重に粘着を取り外して画面を分離できたら、バッテリー → 画面の順番でコネクタを基板から外し、電気的な接触を遮断して端末の安全を確保します。
この手順を守ることで、ショートや静電気による基板損傷を防ぎ、より確実な修理作業が可能になります。
🔌充電口・バッテリー周りの点検作業
続いて行うのは、充電口やバッテリーなどの電源まわりの点検です。
これらのパーツはすべて電気の通り道に関わる重要な部分なので、一つひとつ丁寧に確認しながら作業を進めていきます。
目視だけでは故障の判断が難しいため、本来であれば各パーツを順番に交換して状態を確認する必要があります。
しかし当店では、電流計や通電チェックなどを用い、考えられる可能性を一つずつ丁寧に消していくことで、
無駄な交換作業を極力避け、最小限のコストで修理を完了できるよう工夫しています。
※なお、このような対応ができない機種や症状の場合もございます。
実際に端末を確認させていただいた上で、最適なご提案をさせていただきます。
充電口のチェック

今回は店頭で電流計を使用して充電反応を確認したところ、表示は「0.00A」。
まったく電流が流れていない状態だったため、まずは充電口(コネクタ)側の故障が疑われました。
TCL TAB 10 Gen 2は、充電関連の構造が少し複雑で、
単純に「充電口」ひとつではなく、
- 充電コネクタがついたサブ基板
- それとメイン基板をつなぐ中継ケーブル
- そしてメイン基板本体
と、複数のパーツを経由して電力を供給する仕組みになっています。
そのため、「サブ基板と中継ケーブルの接続」、「中継ケーブルとメイン基板の接続」、それぞれのコネクタがしっかり奥まで刺さっているかを丁寧に確認していきます。
今回は特に緩みや抜けなどは見られず、差し直しや清掃も行いましたが、残念ながら起動には至りませんでした。
バッテリー周りのチェック

次に行うのは、バッテリー自体の点検です。
上記写真は、基板側のコネクタ部分です。
このように、バッテリーのコネクタはボタンのようにポチッと基板に接続されており、取り外しや接続も比較的簡単に行える構造になっています。
水没やショートなどがある場合は、コネクタ周りに白い濁ったカス(サビ)が出たり、黒く変色していることがあります。
しかし今回は一見問題なさそうな状態でした。
今回の故障は、3か月ほど端末を放置していたことによる起動不可とのことでした。
これを踏まえ、充電をほとんどしていなかったことによる完全放電の可能性が高いと判断しました。
機種によっては、バッテリー単体で充電が可能な場合があります。
TCL TAB 10 Gen 2のバッテリーも単体充電ができるタイプだったため、バッテリー単体で充電を行ったところ、無事に端末が起動しました。
🔍 修理後の動作チェック内容

今回は、パーツ交換などを行わず、元のパーツで無事に復旧することができました。
ただし、バッテリーが完全に放電している場合は、今回のように単体での充電では復旧できないこともあります。
また、内部基板に不具合が生じている場合もあり、その場合は
- バッテリーの交換
- 基板の修理
といった対応が必要になります。
今回の症状は「起動しない」でしたが、起動不良の端末は、再発する可能性もゼロではありません。
そのため、端末をお返しする前には、しばらく充電状態や動作を確認し、安定して動作することを確認した上でお客様にお返ししています。
修理後の動作確認は下記のような内容を行なっております。
- 充電確認
- 物理ボタン反応チェック
- タッチパネルの動作
- 音声出力(スピーカー等)
- 生体認証(指紋/顔)
- カメラ映像確認
- マイク・通話の音声入力確認
- ネットワーク(Wi-Fi/モバイル回線)
動作確認について、パスワードを教えないといけないの?
そんなご不安、次の記事にて紹介しております。ぜひご覧ください。
【EyeSmart南砂】スマホ・タブレット修理の流れ|iPhone・Android全機種対応
💡 修理したからこそ、長く使いたい!
スマホを落としてしまったり、カバンの中で圧力がかかってしまったり…
思わぬことで画面が破損する可能性もあります。
EyeSmartでは以下のような保護対策をご案内しています:
- ガラスフィルム貼付(貼り付け作業もスタッフが対応)
- ガラスコーティング(全機種対応)
- 耐衝撃スマホケース各種(機種に合わせてご案内)
🎁 修理をご依頼いただいたお客様限定!
保護アイテムを割引価格でご提供しています。
正規修理店と民間修理業者どっちがいい?徹底比較!
TCL TAB 10 Gen 2 の起動不可、「正規修理に出すべきか?」「民間の修理店に任せても大丈夫か?」と悩まれる方も少なくありません。
今回は、正規修理店と民間の修理業者の違いについて、分かりやすくまとめてみました。
※ご加入中の保証プランやメーカー、キャリアによって条件が異なる場合がありますので、参考としてご覧ください。
| 項目 | 正規修理店 | 民間修理業者 |
|---|---|---|
| データ保持 | × 初期化必須 | ◎ データそのまま |
| 修理方法 | × 本体交換が多い | ◎ パーツのみ交換 |
| 修理時間 | × 数日〜1週間 | ◎ 最短30分〜即日 |
| 修理料金 | × 高い | ◎ 安い場合が多い |
| メーカー保証 | ◎ 継続(条件あり) | × 保証対象外 |
| 純正パーツ | ◎ 純正パーツ | △ 純正相当または互換パーツ |
📍 EyeSmart南砂店は、京葉道路・14号線・湾岸線沿いからもアクセス便利!
EyeSmartイオンスタイル南砂店は、以下のエリアのお客様に多くご来店いただいています:
- 南砂・東陽町・木場エリア
- 葛西・西葛西・船堀・一之江
- 浦安・新浦安エリア
- 錦糸町・住吉・亀戸エリア
- 【アクセス便利】京葉道路(14号線)・湾岸線沿いから車でOK!
🚗 イオンの大型駐車場あり、修理中のお買い物も可能!
📱 スマホ修理中は無料見積もり・最短即日返却対応!
🌟 EyeSmartが選ばれる理由
- 各種タブレットの修理実績多数
- 即日修理・データそのまま
- 正規品質パーツ&動作保証つき
- イオンスタイル南砂2階でアクセス良好
- LINE・電話・郵送でも受付OK
✉️ ご相談・ご予約はお気軽に!
TCL TAB 10 Gen 2 の充電が反応しない…。
そのままにしておくと、完全にデータが取れなくなるリスクもあります。
まずはお気軽にお問い合わせを!
お見積もり・初期診断は無料です。
📝 まとめ
TCL TAB 10 Gen2(8496G)の起動不良は、長期間放置によるバッテリー完全放電が原因となることがあります。
目視では判断できない症状でも、EyeSmart南砂店では段階的にバッテリー・充電口・基板を点検し、無駄な交換を避けつつ修理を行います。
今回の事例では、バッテリー単体充電により元のパーツで無事に復旧しました。
しかし、完全放電や基板トラブルではバッテリー交換や基板修理が必要な場合もあります。
修理後は充電・ボタン・タッチパネル・カメラ・ネットワークなどすべての動作確認を行い、安定した状態でお返ししています。
EyeSmart南砂店では、南砂・東陽町・葛西・錦糸町周辺のお客様に対応可能で、即日修理・データそのまま・正規品質パーツ使用で安心です。
タブレットの起動不良や充電不良でお困りの際は、まずは無料診断・無料見積もりをご利用ください。
安全に長く使うための保護フィルムやガラスコーティングの提案も行っています。
早めの対応で、データ損失や追加故障のリスクを最小限に抑えられます。
