【2025年5月】スマホ料金見直しの時?KDDIの新プランと各社値上げ!?

目次

値上げの波、大手キャリアの現状

社会全体の様々なものの値段が上がっている中で、携帯電話の料金プランにも動きが出てきています。KDDIが新しい料金プランを発表しました。現在契約している人も含めて、使い放題のプランは8月から月額330円値上がりし、7788円になります。

値上げだけじゃない?KDDIでプラスされるサービスとは?

しかし、今回のKDDIの値上げでは、新しいサービスも加わります。
例えば、宇宙を飛ぶ衛星「スターリンク」と直接通信できるサービスです。空が見える場所であれば、今まで電波が届きにくかった地域でも通信ができるようになります。また、これまであったポイント還元率が上がったり、人が多い場所での通信がより快適になったり、海外でデータが使い放題になるサービス(毎月15日まで)も追加されます。

他社も続々値上げ、利用者の声

先月には、NTTドコモも主要なプランで月額1000円以上の値上げを発表したばかりです。

過去、2025年4月24日にNTTドコモは新料金プラン「ドコモMAX」を発表し、従来の「eximo」プラン(3GB以上利用時:月額7315円)から「ドコモMAX」(月額8448円)へと、月額1000円以上の値上げとなっています。この値上げは主要な大容量プランに適用され、DAZNの無料視聴など付加価値が追加されていますが、値上げ額は明確に1000円超です。)

さて実際に皆さんは毎月どれくらいのスマホ料金を払っているのでしょうか?

あるauユーザーの女性は、月に100GB使うそうで、基本料金は7500円くらいとのこと。データ使い放題に魅力を感じて、大手キャリアを選んでいると言います。「いっぱいスマホは使うから、どこに行っても途切れない安心感がある」という意見もありました。

最近の携帯通信会社大手の値上げの動き

会社名 主な値上げプラン 値上げ額の例 実施時期 備考
KDDI 使い放題MAX+、auマネ活プラン+ など +330円/月 2025年8月1日〜 他プランも110〜330円値上げ
ドコモ home 5Gプラン +330円/月 2025年7月1日〜 スマホ主要プランも値上げ予定
ソフトバンク 未発表(現在検討中) 未発表 未発表 他社に追随の見込み

値上げ対策として格安スマホという選択肢も

一方で、大手キャリアから格安スマホに乗り換えたという人もいます。
その人は現在、月額1000円ちょっとで済んでいるそうです。格安スマホの魅力は、データ通信量などを自分の使い方に合わせて安く選べること。「動画はそんなに見ないので、一番安いプランにした。家にWi-Fiがあるので、外であまり使わない」とのことでした。

平均利用料金に大きな差

大手メディアの調査では、大手4社を使っている人の月の平均利用料金は約7400円。
それに対し、格安スマホを使っている人の平均は約2417円でした。

KDDI新料金プラン、何に注意すべき?

新しい料金プランが登場する中で、私たちは何に気をつければ良いのでしょうか?


2025年8月1日より、既存の「使い放題MAX+」プラン料金を7,458円から7,788円へ月額330円引き上げることを発表。この値上げは新規契約者だけでなく、すでに契約している方も自動的に適用されるため、知らないうちに支払いが増えるケースも想定されます。

同時に登場する新プラン「auバリューリンクプラン」は月額8,008円で、新しい衛星通信「au Starlink Direct」や混雑時に高速通信を可能にする「au 5G Fast Lane」、さらに月15日分の海外データ通信が標準で含まれます。これら追加サービスに価値を感じる方にとっては実質的なアップグレードになるが、海外利用や高速回線を必要としないユーザーにとっては単なる値上げに思えるかも知れません。

自動的に新プランに差し代わっていくため、変更点と自分の利用スタイルに合っているかを確認しましょう。

メーカー側の思惑と消費者の視点

なぜ今スマホ料金は値上がりするの?背景にある3つの変化

スマホ料金の値上げが進む背景には、単なる企業の都合ではなく、業界全体が抱える事情があります。

  • 急速なインフレと運営コストの上昇:物価や電気代、人件費などが軒並み上がり、通信インフラの維持や新たな設備投資への負担が増した結果、企業側は価格への転嫁を避けられなくなりました。
  • 政府主導の値下げ圧力の緩和:2020年以降に政府が主導してきた「携帯料金の引き下げ」政策に一段落がついたことも大きな要因。各社はその間、収益を削りながらも値下げを続けてきましたが、現在は「業界の健全な持続には値上げが必要」という認識が広まりつつあります。
  • サービスの高付加価値化:通信や海外データ通信、動画配信などの特典を加えた「高付加価値化」によって、ユーザーに納得してもらおうという動きも見られます。単なる料金の問題ではなく、サービス全体の質が問われる時代に突入しているのです。

私たち消費者としては、新しい機能が自分にとって本当に必要かどうかを見極め、賢くプランを選ぶ必要があります。選択肢が増えることは良いことですが、格安スマホを選ぶという道もあります。

スマホ料金値上げで損をしないためには?

今、本当にたくさんの料金プランがあります。損をしないためにはどうすれば良いのでしょうか?


専門家によると、携帯料金で損をしている人の多くは、一度契約したプランをそのまま放置してしまっているそうです。今後も様々なプランが出てくるので、無駄なお金を払わないように注意が必要です。

値下げ競争から値上げに変化したその背景とは?

2020年以降の日本では、携帯各社はずっと値下げ競争を続けてきました。


しかし、最近の物価高などにより、基地局の整備に必要な人件費や電気代が高騰し、携帯会社は値上げをしたい状況でした。ただ、単純に値段を上げると利用者が他の会社に移ってしまう可能性があるため、動画サービス無料や海外でのデータ使い放題など、様々な特典をつけて実質的な値上げをしているのが現状です。

今後の各社の狙い、経済圏への囲い込み

今後、各社の狙いは「経済圏への囲い込み」だと考えられます。
2020年に楽天が携帯事業に参入したことで、この動きはさらに加速しました。

例えば、あるプランでは基本料金が1万円前後とやや高めですが、特定のスマホ決済サービスを利用することで約4000円分のポイント還元があったり、インターネット回線や電気料金などをセットで契約すると1000円の割引があったり、家族みんなで加入するとさらに1000円の割引があったりします。これらの割引をすべて適用すると、実質4000円ほどで利用できるという仕組みです。

経済圏に浸るか、格安スマホの検討も有効か

このような経済圏を活用するプランを使うのであれば、徹底的にその経済圏に浸ることが重要です。
中途半端に利用すると、かえって割高になる可能性があるため、格安スマホなども視野に入れると良いでしょう。

複雑化するスマホ料金プラン、これを機会に見直し

昔は携帯ショップで対面で店員さんに相談できましたが、
最近はインターネットでの手続きが中心になり、
料金プランの仕組みを理解するのが難しくなっています。


そのため、プランを見直すことをせずに放置してしまっている人もいるのではないでしょうか?

実際によくある携帯料金の放置には、何のプランかわからないまま月々8000円ほど支払っていたりすることも多いです。
固定費の見直しは非常に大切です。電気代なども含めて、定期的に見直すことが重要です。

スマホに詳しくないユーザーに配慮も必要

スマホを使い慣れていない人にとっては、このような複雑な情報にたどり着くこと自体が難しい場合があります。
誰もが情報にアクセスしやすく、自分に合ったプランを選べるような仕組みが求められます。

【2025年5月】スマホ料金を賢くプランを選び、無駄な出費を抑えよう!

今回のKDDIの新料金プラン発表をきっかけに、ご自身のスマホの使い方や料金プランを見直してみてはいかがでしょうか。新しいサービスの内容を理解し、本当に必要なものを選ぶこと、そして格安スマホという選択肢も考慮に入れることで、無駄な出費を抑え、より賢くスマホを利用することができます。

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