
スマホの充電ケーブルが損傷していることに気づかず、就寝中に充電を行うことがいかに危険であるかをご存知でしょうか?このブログでは、実際に発生した危険な発火トラブルの事例を紹介し、専門家の見解と予防方法、そしてトラブルを体験したユーザーの改善の意思について詳しく解説。
発火の実例とその危険性
火傷を負ったスマホユーザーの話によると、
ある晩、いつものようにスマートフォンを充電しながら寝ようとしていました。朝起きると、スマホの充電ケーブルが異常に熱くなっていたことに気づきました。何事もなく済んだことに安堵しつつ、この方はまた充電ケーブルを元の場所に戻しました。
数日後の別の日、この方は就寝中にほっぺたがすごく熱くなってきたため目を覚まし、横を見ると隣で火が上がっていました。驚いて火を消し止めましたが、充電器コードをたどると焼け焦げた大きな穴がありました。原因を調べると、充電器の端子の部分が折れていたことが判明しました。この状態で充電を繰り返したためにショートし、発火に至ったのです。 後で調べてみると、このような事態が実は重大な危険を伴うことが判明しました。

専門機関の見解
製品評価技術基盤機構(NITE)によれば、スマートフォンの充電ケーブルの接続部分が変形していたり、液体やほこりが付着している状態で使用すると、発熱や発火の恐れがあるとのことです。これが原因で、2017年度までの5年間で86件の事故が報告され、そのうち10件が重傷に至ったというデータがあります。
ほこりと液体の影響

この方が使っていた充電ケーブルは、いつも机の上やバッグの中に無造作に置かれていました。そのため、ほこりが溜まりやすく、接続部分にほこりが付いていることがありました。ほこりが原因でケーブルが発熱しやすくなり、少しずつ温度上昇して発火する危険性があります。
また、液体が付着した状態で充電を行うと、電気の流れが不安定になり、発熱を引き起こす可能性があります。特に寝ている間に充電する習慣がある人は、気づかないうちに危険に晒されているかもしれません。充電中にケーブルの先が寝返りなどで皮膚に触れ、そのまま発熱し続けてやけどを負ったというケースもあります。似たような状況に陥る可能性があったことを考えると、ぞっとしますよね‥。
専門家の見解と予防方法

変形や損傷した充電ケーブルは、内部で異常が発生している可能性が高いです。これが原因で発火することがあります。さらに、布団の上でスマホやパソコンなど使用することも危険です。布団は熱がこもりやすく、放熱の邪魔し、布がショートを引き起こす要因となる可能性もあります。専門家は、スマホなど電子機器を布団の上で充電しないことが重要だと強調しています。
この体験を通じて、火傷を負ったユーザーはすぐに対策を取りました。
充電ケーブルを清潔に保ち、使用前に必ずほこりや液体が付着していないか確認するようにしました。また、就寝中の充電を避けることにし、目が覚めている間に充電を行うようにしているとのことです。
スマホの電池や充電環境には注意!

スマートフォンや小型電気機器に使われているのはリチウムイオンバッテリーです。このバッテリーは充電容量が大きく、普及しているために材料費も比較的安く、各社はこぞって製品に使用しています。ユーザーの皆さんも、このリチウムイオンバッテリーを日常的に使っているため、その便利さに慣れきっているかもしれません。
しかし、このバッテリーには熱に弱いという弱点があり、発火や爆発のリスクも伴います。時折、海外で発火事故のニュースが報じられることがあります。その発火リスクを意識せず、寝室の枕元にスマホを置いたりしていませんか?
他にも発火の危険を避けるために、充電ケーブルの状態を確認して損傷があればすぐに交換することをお勧めします。スマホの充電ケーブルの損傷も見逃さず、安全に充電することで事故を防ぐことができます。
少しの注意が、大きな安心につながりますよね!
