折りたたみスマホの注意点
折りたたみスマホって未来的で気になりますよね?
Samsungが一時期発表して話題になりましたが、GoogleのPixel Foldが登場し、市場の関心が再燃しています。
折りたたみスマホは気になりますが、まだまだマイナーな製品なので購入前に注意すべき点がいくつかありそうです。まず、普通のスマホよりも耐久性が低いことを理解することが重要です。例えば、Galaxy Z Fold 4やPixel Foldは防水対応ですが、防塵には対応していません。ヒンジの内部やディスプレイ同士の隙間に小さな砂利やチリが入り込むと、故障の原因になることがあります。
また、折りたたみスマホのディスプレイは超薄型ガラス(UTG: Ultra Thin Glass)を使用しており、初期状態で保護フィルムが貼られています。このフィルムを剥がすと、画面が破損しやすくなるため、絶対に剥がさないようにしましょう。フィルムが剥がれると、保証の対象外になる場合もあります。例えば、Galaxy Z Foldの場合、初期フィルムを剥がすと保証が無効になります。フィルムは使い続けるうちに、折り目部分から剥がれてくることがありますが、この場合もキャリアや修理店で無料で張り替えてもらえることが多いです。
折りたたみスマホのメリット
次に、折りたたみスマホのメリットについて解説します。まず一つ目は、大画面を気軽に持ち運べることです。折りたたんだ状態ではスマホサイズですが、開くとタブレットサイズの大画面になります。これにより、動画視聴や電子書籍の閲覧が非常に快適になります。特にGalaxy Z FoldシリーズはSペンにも対応しており、タブレットライクな使い方が可能です。
二つ目のメリットは、マルチタスクが快適になることです。折りたたみスマホでは、複数のアプリを同時に使用することが簡単です。画面のアスペクト比が正方形に近いため、横に二つのアプリを並べて使うことができます。Androidの最適化も進んでおり、ファイルのドラッグアンドドロップもスムーズに行えます。例えば、ギャラリーアプリで写真を見ながら、Gmailでメールを確認することも可能です。
三つ目のメリットは、荷物を減らせることです。折りたたみスマホは、タブレットとスマホの2台分を1台でこなしてくれます。特にiPad miniのような小型タブレットとの比較では、2in1で使えるため、タブレットを別に持ち運ぶ必要がなくなります。スタンドなしで自立する点も便利で、動画視聴やカメラの使用時に役立ちます。
故障時の対処法
折りたたみスマホが故障した場合の対処法についても触れておきます。折りたたみスマホは故障のリスクが高いため、予防策を講じることが重要です。まず、キャリアの有料保証サービスに加入しておくことが推奨されます。この場合、無償修理や交換サービスが受けられる可能性があります。また、スマホ用の保険に加入しておくことで、メーカーの有償修理費用をカバーできることがあります。
例えば、Galaxyシリーズの場合、Galaxy原宿やドコモのGalaxyリペアコーナーでの修理も可能です。これらの店舗では、画面の保護フィルムの無償張り替えサービスも提供されています。Pixel Foldに関しては、Googleの正規サービスプロバイダーであるiCrackedの利用が推奨されています。また、ソフトバンクの有料保証サービスに加入している場合、修理費用が割引されることもあります。
折りたたみスマホはノートパソコンのように小石や小ネジなどを挟むとテコの原理で破損してしまう可能性があり、落下衝撃にもまだまだ弱い傾向にあります。また、保証に加入していない場合、民間修理店での修理も分解情報があまり出回っていないせいか、修理部品交換の金額が高額になることがあります。スマホ分類としては、まだ構造が珍しく、部品も市場に出回りにくいのかもしれません。さらに、バッテリーもこうしたスマホでは小さいモデルがあるため、バッテリー交換を考える場合は構造を確認し、バッテリー交換の費用対効果を考慮してから行うのが良いでしょう。
折りたたみスマホの修理受付中
修理店EyeSmartでは新構造のスマートフォンなども修理のご相談やお見積もりを受け付けています。折りたたみスマホの魅力は非常に多いですが、耐久性や故障のリスクも考慮し、購入時にはしっかりと検討してください。長く快適に使うために、各種保証サービスの加入も検討してみてください。スマホ選びの参考になれば幸いです。EyeSmartでは、スマホ選びで困っている人をなくすことを目指して、参考になる情報を提供しています。