アラーム停止がスライド操作に変更
iOS26.1では、アラームの止め方が変わった。画面をタップするだけでは止まらず、スライドしないと止められない仕様になった。誤って止めるのを防ぐための変更。元に戻したい場合は、「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」で以前のタップ操作に切り替えできる。

リキッドガラスの透明度を選べるように
画面のデザインに使われている「リキッドガラス」は、透明感が特徴。今回のアップデートで、透け具合を自分で選べるようになった。「設定」→「画面表示と明るさ」→「リキッドガラス」で、「クリア(高透過)」と「色合い調整(低透過)」の2つから選べる。背景が見えすぎて見にくい人には「色合い調整」が便利。

ロック画面からのカメラ起動を無効にできる
ロック画面で右にスワイプすると、カメラが勝手に起動してしまうことがある。iOS26.1ではこの動きを止められるようになった。「設定」→「カメラ」→「ロック画面をスワイプしてカメラを開く」をオフにすれば、スワイプしても反応しなくなる。ポケットやバッグの中での誤作動を防げる。
アプリの表示や操作が細かく改良された
設定アプリでは、項目の文字とアイコンが中央から左寄せになった。アプリのフォルダ名も同じく左寄せに変わった。電話アプリのキーパッドは、ボタンを押したときに“リキッドガラス”のような動きになり、視覚的にわかりやすくなった。
写真アプリでは、スクリーンショットを1回タップすると全体が見え、もう1回タップすると全画面になるように変わった。動画の再生バーも見やすくなった。
ライブ翻訳とローカル収録が追加

新しい「ライブ翻訳」は、AirPodsを使って会話相手の言葉を翻訳し、耳に日本語で聞かせてくれる機能。使い方は「翻訳」アプリの右下「ライブ」を選び、言語を設定し、AirPodsを両耳につけた状態で長押しすると開始する。海外旅行で便利。
また「ローカル収録」機能では、ビデオ通話などの映像や音声をiPhoneに保存できるようになった。画面録画ではなく、会話の内容だけを保存できる。保存先や音声のみ保存するかも選べる。
アップデート後のバッテリー消費に注意
iOSのアップデート直後は、バッテリーの減りが一時的に早くなることがある。これは不具合ではなく、内部で「最適化処理」が行われているため。iPhoneはアップデート後にアプリや設定の整理、バックグラウンドの調整などを自動で実行しており、その間は電力を多く使う。
対策としては、数日〜1週間ほど普段通りに使いながら様子を見るのが基本。それでも改善しない場合は、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で劣化の有無を確認し、必要であれば修理店での診断やバッテリー交換を検討する。



