スマホのバッテリー膨張に注意!熱中症の症状と正しい対処法|EyeSmart修理ブログ

バッテリー膨張、気づいてますか?スマホ熱中症の症状とは

「画面が浮いてきた」「背面が膨らんでる…」
「本体がなんだかパカパカする」「ケースがはまりにくくなった」
こんな症状を感じたことはありませんか?
実は、これ、スマホのバッテリーが膨張しているサインかもしれません。

近年、スマホ熱中症という名前でよく知られるようになったこの現象。
高温や過充電などが原因となり、バッテリーが膨らんでしまうことがあるんです。
それでも、多くの人が「膨張しているかも?」と気づいても、漠然とした不安しか感じないもの。
でも、もしそのまま放置すると、思わぬ事故や故障に繋がる可能性も…。

このブログでは、スマホのバッテリー膨張が引き起こす問題を解説し、
その症状や予防法、そして正しい対処法をご紹介します!
スマホの異変を感じたら、今すぐチェックして、しっかり対策を取ることが重要です。

目次

はじめに:バッテリー膨張の危険性

バッテリーが膨張したタブレット
バッテリーが膨張したタブレット

バッテリー膨張は、見た目の変化にとどまらず、深刻な事故を引き起こす可能性があります。膨張が進行すると、次のような重大な問題が発生します:

  • 発火や爆発の危険
    バッテリー膨張が進行すると、発火や破裂が起こる可能性があります。これらの事故は命に関わる危険を伴うため、注意が必要です。
  • 画面や背面パネルへの圧力
    膨張したバッテリーは、スマートフォンやタブレットの画面や背面パネルに異常な圧力をかけます。これにより、画面に圧迫痕が残ったり、液晶の一部が映らなくなったり、パネルが歪んで見た目に影響を与えることがあります。
  • 内部ケーブルへの影響
    バッテリー膨張によって、内部のケーブル(充電パーツや液晶ケーブルなど)が圧迫され、切断や損傷を引き起こすことがあります。
    これにより、デバイスが正常に動作しなくなるリスクがあります。
  • 防水・防塵機能の低下
    バッテリーが膨張すると、画面や背面パネルが膨れ上がり、内部が露出します。
    この状態では、防水や防塵機能が失われ、水分や異物が内部に侵入し、さらなる損傷を引き起こす可能性があります。
  • 破裂や故障のリスク
    異物が内部に侵入すると、バッテリーやケーブルが刺激され、破裂や思わぬ故障を引き起こす危険性があります。

バッテリー膨張の早期発見と迅速な対応が、これらの事故を未然に防ぐために非常に重要です

バッテリー膨張の原因とは?

パンパンに膨張したiPadのバッテリー
パンパンに膨張したiPadのバッテリー

スマートフォンやタブレット、ゲーム機、ノートパソコンなど、私たちが日常的に使っている多くの機器には「バッテリー」が内蔵されています。
そして、そのバッテリーは長く使っていると、ある日突然膨らんでくることがあります。

こうした「バッテリーの膨張」は、見た目の問題だけでなく、発火や破裂といった危険なトラブルにつながることもあるため、注意が必要です。

では、なぜバッテリーは膨張してしまうのでしょうか?

1. ガスが発生するから

バッテリーは充電と放電を繰り返す中で化学反応が起こります。この反応の結果として、バッテリー内部でガスが発生することがあります。特に、過充電過放電が進むと、ガスが溜まり、バッテリーが膨らんでしまうのです。

2. 化学反応による内部圧力の増加

バッテリー内部の化学物質が反応してガスを作り出します。このガスがバッテリー内部に溜まり、圧力が高くなって膨張を引き起こします。過充電高温などの異常な状態が続くと、この反応が進んで膨張が加速します。

3. 内部の劣化が影響する

バッテリーは、何度も充電と使用を繰り返すことで、内部の働きが少しずつうまくいかなくなっていきます。これは、バッテリーの中で起きている化学反応が、少しずつ乱れていくためです。

たとえば、反応に使われる材料の一部が動かなくなったり、余計な物質がたまってしまったりすると、バッテリーの中で本来とは違う反応が起きてしまい、ガスが発生することがあります。
そのガスがたまることで、バッテリーが膨らんでしまう原因になるのです。

4. 過熱が膨張を引き起こす

バッテリーは、暑すぎる場所や寒すぎる場所に長く置かれると、中でおかしな反応が起きてしまうことがあります。
特に、充電中に熱くなりすぎたり、気温の変化が激しかったりすると、バッテリーの中にガスがたまりやすくなり、膨らむ原因になります。

この状態が悪化すると、発火や破裂などの危険なトラブルにつながることもあるため、注意が必要です。
特に夏場には、スマートフォンが高温によって異常な動作を起こす「スマホ熱中症」と呼ばれる状態になることもあり、膨張のリスクが高まる季節と言えます。

5. 充電管理の不具合

バッテリーには充電を適切に管理するバランス回路が搭載されていますが、この管理がうまく働かないと、内部で過充電過放電が起きることがあります。このような状態が続くと、バッテリーの膨張を引き起こしやすくなります。

※バッテリーの膨張に関する原因には諸説あり、使用状況や環境により異なる場合があります。

結論

バッテリーの膨張は、内部で発生するガスや化学反応によって引き起こされます。過充電や高温、バッテリーの劣化が原因でガスが溜まり、最終的に膨張してしまいます。膨張したバッテリーは発火や爆発の危険を伴うため、適切な管理と取り扱いが非常に重要です。

バッテリー膨張の症状と見分け方

Nintendo Switch バッテリーが膨張して背面が剥がれた状態
Nintendo Switch バッテリーが膨張して背面が剥がれた状態

バッテリー膨張、どこが変化する?

バッテリーが膨張すると、内部から押し上げるような形で、本体のどこかに変化が現れます
特に多いのは、画面や背面が浮き上がってくるケースです。

ただし、バッテリー膨張の見え方は、スマートフォンの構造によって異なります

スマートフォンには主に以下の3タイプの構造があります:

  • 画面開きタイプ(前面パネルが持ち上がる)
  • 背面開きタイプ(背面パネルが浮いてくる)
  • フレーム開きタイプ(側面フレームから持ち上がる)

本体の構造やバッテリーがどこに配置されているかによって、どの部分が持ち上がるかが変わってきます

※過去の修理事例:Xperia XZ1 Compact|画面浮き・背面割れはバッテリー膨張が原因?安全な修理とデータを守る対応を

こんな変化に気づいたら、要注意です!

ちょっとした違和感が、バッテリー膨張の初期サインかもしれません。

  • タッチ操作がなんだかパカパカして押し込み感がある
  • 背面の真ん中が少しふくらんで見える
  • ケースの収まりが悪くなった、フィット感が以前と違う
  • ボタンが押しにくくなった、感触が変わった

こういった変化は、一見すると気のせいに思えるほど小さいこともあります。
ですが、「なんとなくいつもと違う」と感じたときは、それが異常のサインかもしれません。

少しでも気になることがあれば、無理に使い続けず、お気軽にご相談ください。

膨張したバッテリーの対処法

iPad 6 のバッテリーが膨張した状態
iPad 6 のバッテリーが膨張した状態

膨張したバッテリーを見つけたら、絶対に無理に使い続けないことが大切です。

使用をすぐに中止し、専門店へ

バッテリーが膨らんでいるのを確認したら、まずはすぐに使用を中止してください。
そして、必ず専門の修理業者や正規サポートに相談しましょう。

膨張したバッテリーは、発火や破裂のリスクがあり、自分での処理は非常に危険です。

スマートフォンの構造は、昔と違う

最近のスマートフォンは、昔のように「裏ぶたを開けて電池パックを交換する」という構造ではありません。
分解には専用の工具や知識が必要で、誰でも簡単に修理できるものではないのです。

膨張に気づいたときに「すぐに直さなきゃ」と焦って自分でバッテリーを外そうとするのは、かえって危険を高めることになります。

絶対にやってはいけないこと

以下の行為は重大な事故につながるおそれがあるため、絶対に避けてください:

  • 隙間から針や工具でバッテリーに穴を開けてガスを抜こうとする
     → 中には可燃性のガスが溜まっており、発火や爆発を起こす可能性があります。
  • 自分でスマホを分解しようとする
     → バッテリーの膨張によって、内部のケーブルや基板に強い圧力がかかっていることがあります。
     無理にネジを外すと、基板が破損したり、部品が飛び出したり、ケガの原因になるおそれがあります。

安全のためにも、プロに任せましょう

膨張したバッテリーの扱いは、プロの技術者にしかできない対応が求められます。
自己修理はせず、速やかに専門店やメーカーに相談してください。
「ちょっとだけなら大丈夫」と思わず、身の安全を第一に考えて行動しましょう。

バッテリー膨張を防ぐために気をつけたいこと

Xperia XZ1 Compact バッテリーが膨張して背面が割れた状態
Xperia XZ1 Compact バッテリーが膨張して背面が割れた状態

バッテリーの膨張は、突然起きるわけではありません。
日頃の使い方や環境によって、少しずつダメージが蓄積されていき、ある日ふくらみとして現れるのです。

では、どうすればバッテリー膨張を防ぐことができるのでしょうか?
ここでは、日常でできる予防策をご紹介します。

予防策の例

1. 充電中に本体へ負担をかけない

充電しながらゲームをしたり動画を長時間見たりすると、スマホが熱くなり、バッテリーに負担がかかりやすくなります。
充電中はできるだけ操作を控えて、スマホを休ませるようにしましょう。これだけでも、バッテリーへの負担が減ります。

2. 極端な温度に注意

暑い車内や寒い外など、温度差が激しい場所にスマホを長時間置かないようにしましょう
特に、寒暖差が大きい場所にいきなり持ち込むと結露が発生し、内部に湿気がたまってしまうことがあります。
スマホは、なるべく安定した温度の場所に保管することが大切です。

3. 急激に冷やさない

スマホが暑くなったからといって、冷蔵庫や保冷剤で急激に冷やすのはNGです。
急な温度変化は、内部で結露が発生し、バッテリーや内部パーツにダメージを与える可能性があります。
暑くなった時は、涼しい場所に置いて自然に冷ますようにしましょう。

4. 過充電を避ける

最近のスマートフォンは、過充電を防ぐために賢く充電を管理していますが、それでも100%で長時間充電器に繋いだまま放置するのは避けた方がいいです。
充電が80〜90%くらいで止めると、バッテリーの寿命が長持ちしやすくなります

5. 信頼できる充電器を使う

安価な充電器やモバイルバッテリーを使うと、電圧や電流が安定せずバッテリーに負荷がかかることがあります。
なるべく純正品や信頼できるメーカーのものを使うようにしましょう。これで、充電中のトラブルも減ります。

まとめ:早期発見が重要!適切な対応でスマホを守ろう

バッテリー膨張は、早期に気づいて適切に対応することが大切です。
膨張が進む前に、スマホの異変を感じたらすぐに使用を中止し、専門家に相談しましょう。
日常的に注意すれば、膨張を防ぐことも可能です。
スマホを安全に長持ちさせるために、これらのポイントをしっかり覚えておきましょう。

修理が必要な場合は早めに相談を

スマホやタブレット、ゲーム機、パソコンなど、大切な端末が膨張してしまったら、ぜひEyeSmartにご相談ください。
当店ではお見積もりは無料で、修理の流れや注意事項、修理料金、お時間についてしっかりとご説明させていただきます。ご了承いただければ、そのまま修理を進めることができます。

iPhoneをはじめ、Android端末、タブレット、ゲーム機、PCなど、幅広いデバイスの修理に対応していますので、どんな端末でもお気軽にご相談ください。

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