価格高騰でスマホ買い替えできない!修理店のお客さん増加中

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スマホ修理店の必需品化〜価格高騰で長期間使うユーザーの悩みを解決

スマートフォンの価格高騰を受けて、買い替えを控えて長期間使い続けるケースが増えています。そうした中で利用者が増えているのがスマホ修理店です。今回は当店での修理と並行してお客様インタビューを試み、お話を聞いてみようという企画です。最近では画面割れやバッテリーのトラブルなどが多い傾向です。

ここ、スマホ修理店EyeSmart、時間は朝11時、まずやってきたのが20代の男性でした。彼のスマホを見ると、2つあるレンズの片方にヒビが入っていました。早速修理作業が始まりました。

画面割れの修理

この場合は、割れてしまっているガラス部分を取り除いて新しいレンズを取り付けます。ガラスの交換はスマホを分解することなく、外から行います。割れたレンズをピンセットできれいに剥がし、約5分後にはもう割れた部分を取り外して清掃が行われていました。その後新しいレンズを防水タイプで貼り付け、作業は完了。かかった時間は15分ほど、料金は8,800円でした。

「直そう直そうと思って調べてはいたんですけど、なかなか修理店が見つからず。たまたま通ったのでサクッと処理できてよかった」(20代男性)

最近は高価になったスマホを購入見送る流れが加速


今や多くの人にとって欠かせない存在となっているスマートフォン。年々利用者が増えているのがこうしたスマホ修理店です。この店では去年に比べ2〜3割ほど客が増えています。その理由は本体価格の高額化にあります。

中でも去年発売されたiPhone14は円安の影響もあり、グレードによっては24万円近くするそうです。そのため「しばらく買い替えるつもりはない」という人が増えてます。

「スマホ高いんで大事にしてます。一括では買えないんで、ローンでやっぱり払ってしまいますね」(30代女性)

バッテリーの不具合で持ちが悪くなってきた場合も、修理をして長く使うという意識の変化が起きているのだとか。

スマホ画面割れの修理その2


同じく同日に修理に来た20代女性は、画面の破損で左側が映らない状態のスマホを持ち込みました。

「駐車場に落としてしまって時計が見えない感じなので、結構不便です」

この機種はメーカーが部品単位での販売をしていないため、同じ機種の中古スマホからデータが入っている基盤を移し替える方法を取りました。カバーを開け、中の基盤を慎重に取り外し、新しい中古端末に移植。料金は中古端末代も含めて2万980円でした。

バッテリーのトラブル、交換

スマホ修理で最も多いのが画面割れ、次に多いのがバッテリートラブルです。暑くなるこれからの時期は、バッテリーが熱で膨張し充電できなくなるケースも増えています。

30代男性は2年ほど使い続けているスマホに限界を感じてきたため、バッテリー交換を依頼しました。作業は背面カバーを外し、ネジを外して基盤にアクセス。新しいバッテリーに交換し、料金は9,800円、所要時間は30分ほどでした。

水没や水損トラブルの修理


一方、水没トラブルの修理も。小学生の子供が使っていたタブレット端末2台が水に濡れてしまったといい、修理が必要になりました。内部の埃の除去も行われ、料金は1台14,800円。もう1台は明らかに内部が腐食している状態で、新しい部品と交換し、21,800円の修理代がかかりました。

「やっぱりこれ(タブレット端末)がないと困っちゃいますよ。今は高いんです‥」(30代女性)

愛着のある使い慣れたものを長く使いたいというユーザーが増えているようで、修理店への需要は確実に高まっているようです。

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