スマホの画面割れをごまかす?それって本当に安全なの?

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スマホの画面割れをごまかすことのリスクとは?

最近、ショート動画やガジェット系のYouTube動画などで度々こんな話題が流れています。

「スマホの画面割れを固めちゃえば平気です!」などのテーマの動画です。

ですが修理店の視点から見ると疑問が残ります。画面割れをごまかしても、強度が落ちていて故障が起こる確率は増えているからです。

スマートフォンの画面割れは、見た目だけでなく、そのスマホの信頼性と機能性にも重大な影響を及ぼします。よく考えてください。消えちゃいけないデータが沢山入っているのではないでしょうか?

多くのユーザーが画面割れを簡単な修理や応急処置で済ませがちですが、この対応が招くリスクは意外と大きいです。ここでは、画面割れを誤魔化すことのリスクと、なぜ正規の修理を選ぶべきかについて詳しく説明します。

防水機能の不完全さと故障のリスク

スマートフォンの多くは、ある程度の防水機能を備えていますが、画面が割れるとこの防水性が損なわれます。割れた部分から微細な水分が内部に侵入すると、水没判定シールが反応し、スマホの水没と判定される可能性があります。このシールは、水分に触れると色が変わる特殊な材料でできており、修理技術者が水没の有無を判断する際の重要な指標となります。水分が内部に侵入し続けると、内部の金属部品が腐食し、白い粉が出たり、変色するなどの化学反応が起きることもあります。これらの現象は、スマホが直接水中に落ちなくても発生するため、防水機能が不完全になるということは、使用中のリスクが高まることを意味します。

以下は画面割れから実際に起こりうる被害です。

  • 水没判定の意外な原因:湿気による内部腐食:水没判定は、実際に水没したかどうかだけでなく、内部に湿気が侵入したかどうかでも判断されます。画面割れから侵入した湿気は、内部の金属や部品を腐食させ、故障の原因となります。
  • 水没判定による修理拒否:保証期間内でも無償修理不可水没判定を受けたスマホは、メーカー保証期間内であっても無償修理を受けられない可能性があります。修理費用は全額自己負担となり、高額な修理代金を請求されるケースもあります。
  • タッチパネルの誤動作でゴーストタッチで状態に:画面割れは、タッチパネルの誤動作を引き起こす可能性があります。ゴーストタッチと呼ばれる現象が発生すると、画面に触れていないのに勝手に操作されたり、誤入力が発生したりします。

ごまかしの限界:見た目と機能性のギャップ

YouTubeなどで紹介される画面割れの応急処置方法、例えば接着剤やレジンを用いた修理は、見た目を一時的に改善することはありえますが、強度や防水性などのリスクは解消しません。特に、タッチセンサーの僅かな損傷も、スマホの誤動作を引き起こす原因となります。画面割れや、不要なごまかしが原因でタッチセンサーが正常に機能しなくなると、スマホが勝手に操作されているかのようなゴーストタッチ現象が発生することがあります。これがパスワード入力画面などで発生すると、セキュリティロックがかかり、一定時間スマホを操作できなくなるリスクがあります。最悪の場合、デバイスを初期化する必要が出てくることもあります。

結論:ごまかしよりも安心度を優先すれば即日修理

もしも画面割れが起こったら、見た目のごまかしに頼るのではなく、早めに修理店を利用することが重要です。専門の技術者による修理は、見た目だけでなく、そのスマホの安全性と機能性を保証する唯一の方法です。自身での修理や応急処置が招くリスクを理解し、スマートフォンの長期的な使用を考えるなら、正確な診断と適切な修理が不可欠です。スマートフォンは日々の生活で欠かせないツールですから、その性能と安全性を維持することは非常に重要です。

スマホ修理店EyeSmartでは、専門の技術と正確な診断に基づき、画面の割れだけでなく、割れによって損なわれた防水機能や内部の損傷も適切に修理します。また、修理後の交換部品については基本的には保証が提供されるため(条件は事前確認してくださ)万が一に修理後に問題が発生した場合でも安心です。

画面割れを放置したり、見た目だけを誤魔化す応急処置に頼ることは、結果的に高額な修理費用やデータの喪失、さらにはスマートフォンの完全な故障を招く可能性があります。正規の修理サービスを選択することは、初期の投資と感じるかもしれませんが、長期的に見ればデバイスを守り、最終的なコストを抑えることに繋がります。

最後に、スマートフォンの画面割れは、単なる美観の問題ではなく、デバイスの安全性と機能性に直接影響する重要な問題です。正しい対処法を選択し、スマートフォンを長く安全に使い続けるためには、専門家による修理をお勧めします。

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