iPhoneSE3のガラス割れ、液晶は無事だけど?【修理レポート】

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iPhone SE3を落としてしまった

今回は20代後半の男性から、iPhone SE3の画面をコンクリートに落としてガラス面を割ってしまったという修理依頼を受けました。今のところは液晶やタッチセンサーの不具合は見られていません。しかし、画面に割れヒビが入った状態では、いずれ操作不能になる危険性があります。液晶画面では液晶の液が漏れてきたりする恐れもあります。

iPhone SE(第3世代)

2022.3.18に発売したiPhone SE(第3世代)は、伝統的なデザインに比較的あたらしい世代の「A15 Bionic」チップを搭載したスマートフォンです。片手で操作しやすいコンパクトなボディと、マスク生活に便利な「Touch ID」指紋認証を備えています。

性能

iPhone SE(第3世代)は、iPhone 13と同じ「A15 Bionic」チップを搭載しています。このチップは、6コアCPU、4コアGPU、16コアNeural Engineを備え、日常的な操作やゲームも快適に動作させます。また、5G通信にも対応しており、高速かつ安定したインターネット接続が可能です。

特徴 説明
発売日 2022年3月18日
チップ A15 Bionic(6コアCPU、4コアGPU、16コアNeural Engine)
性能 iPhone 13と同じA15 Bionicチップを搭載。日常的な操作やゲームも快適。
通信規格 5G通信対応、高速かつ安定したインターネット接続
バッテリー駆動時間 最大15時間。第2世代モデル比で2時間向上。
カメラ 1200万画素のシングルカメラ。Deep FusionやスマートHDR4で高画質撮影。
設計 片手で操作しやすいコンパクトなボディ、Touch ID指紋認証搭載

以上はカタログスペック(性能は環境によって変わります。)

iPhoneSE3の特徴

比較的新しいのチップを搭載しながらもコンパクトで使いやすい。
コロナ禍ではマスク生活に便利な「Touch ID」指紋認証を搭載し、防沫・防水・防塵ボディで長く快適に使用できる。
iPhone SE(第3世代)は、尖った機能こそありませんが、最新世代のチップを搭載し、長く快適に使用できる安心感があります。リーズナブルな価格設定も魅力で、初めてスマートフォンを購入する人や、コンパクトで使いやすいスマートフォンを求める人に最適なモデルです。

ガラス割れ修理の必要性

画面が割れた状態では、操作不能になるリスクがあります。操作不能になると、電話やメッセージ、アプリの使用など、日常生活に支障をきたします。

一見、問題なく使用できているように見えるが、潜在的なリスクを考慮すると、早めの修理を検討することをおすすめします。

  • さらなる破損リスク:ひび割れたガラスは、ちょっとした衝撃でさらに破損し、内部部品を傷つける可能性があります。特に、ポケットやカバンの中で擦れたり、落下したりした場合、致命的な故障に繋がる恐れがあります。
  • 操作性の低下:割れたガラスは、指先の滑りを悪くし、操作性を低下させます。誤操作や画面タッチの認識不良など、ストレスを感じながら使用することになるでしょう。
  • 水濡れによる故障リスク:割れた部分から水が浸入し、内部部品をショートさせてしまう可能性があります。水濡れによる故障は、保証対象外となるため、修理費用が高額になる恐れがあります。
  • 見た目の悪さ:割れた画面は、スマートフォンの美観を損ない、持ち主の印象にも影響を与えます。ビジネスシーンやプライベートなど、様々な場面でマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。

修理店では、この様な理由から画面割れiPhoneSE3は、早めの修理をおすすめします。

今回の修理の流れ

この修理では、iPhoneSE3の破損した画面パネルを新しい画面パネルに交換します。

iPhone SE 3 画面交換手順

1.準備と工具:iPhone SE 3の画面交換を開始する前に、当店の在庫から交換用の液晶画面パネルを選定。まず、iPhoneを完全にシャットダウンして、作業を安全に進める準備をしました。画面パネル割れがひどい場合は表面にテープを貼って割れたガラスの飛散を防ぎます。

2.ネジの取り外し:作業の最初のステップとして、iPhoneの下面にある2つのペンタローブネジを専用のネジドライバーで取り外しました。この工程は、端末を開くために必要な最初の手順です。

3.画面の持ち上げ:次に、金属ヘラ状の工具がスマホ分解工具としては定番です。金属ヘラやギターのピックなどを用いて画面パネルと本体の間に隙間を作り維持していきます。吸盤で画面表面を吸着しながら画面パネルを外す方法も有りますが割れた画面の場合、吸盤がうまく機能しないことがあるため、テープを画面に貼って吸盤の吸着を助けたり、金属ヘラをメインに使う場合が多いです。隙間ができたら、ピックを使って画面を慎重に本体から持ち上げました。

4.コネクタの取り外し:画面を開いた後、画面コネクタを固定しているブラケットのネジを精密ドライバーで外し、コネクタを慎重に取り外しました。この作業では、右側に開く画面の構造とコネクタの位置に注意が必要です。

5.コンポーネントの移植:古い画面から新しい画面へホームボタン、フロントカメラ、イヤピーススピーカー、センサーを移植しました。このプロセスでは、各部品を損傷から守りながら、特にTouch ID機能に関わるホームボタンを正確に移植する必要がありました。

6.新しい画面の取り付け:すべてのコンポーネントを新しい画面に移植した後、iPhoneに新しい画面を接続し、コネクタが正しく取り付けられていることを確認しました。その後、画面を閉じて、取り外したネジを再度取り付けました。

7.動作確認:最終的に、iPhoneを起動して新しい画面の表示とタッチ機能が正常に動作するかを確認しました。この工程を通じて、正しい工具と手順を用いれば、専門の修理店を利用せずともiPhoneの画面交換が可能であることがわかりました。ただし、このような作業にはリスクが伴うため、保証条件や損傷の可能性を事前に慎重に検討することが重要です。

修理にかかる時間は、約1~2時間です。費用は、使用される画面の品質や修理業者の料金によって異なります。純正のApple製画面を使用する場合、費用は一般的に非純正画面を使用する場合よりも高くなります。

今後の予防法と修理のご提案

iPhone修理後は、画面に保護フィルムを貼るなどして、さらなる破損を防ぐことが重要です。また、iPhoneを落としたり、衝撃を与えてはいけません。iPhoneケースを付けることが大事です。

iPhone SE3の画面修理では、このiPhoneをこれからどのくらいの期間使っていくかによって、画面パネル部品の種類を選ぶのが最善です。

当修理店EyeSmartでは、画面パネル部品にAパネル、Sパネル、最高品質パネルの3種類をお客様のiPhoneの使用頻度に合わせておすすめしております。

経験豊富な修理業者であれば、短時間で修理することができますが、精密機器であるため修理作業時間が極端に早すぎるのは不安が残ります。適正作業時間でも即日で作業が可能な場合が多いので、時間に余裕がある時に修理を依頼するのが安全です。


修理にかかる費用は、修理業者の場所や評判によっても異なります。複数の修理業者から見積もりを取って、最もお得な業者を選ぶことも大事です。
画面修理後も、iPhoneに不具合が発生する可能性があります。このような場合は、修理業者に相談して、保証の適用範囲を確認してください。

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