iPhoneSE3のガラス割れ&誤動作発生!【画面交換レポート】

今回は以前、他のiPhoneの修理依頼頂いたお客様が久しぶりに当店で修理依頼をして下さいました。お客様はEyesmart八千代緑が丘店を以前ご利用していただき、修理の手際や修理内容の解説などをご評価頂いたみたいです!

ありがとうございます!当店EyeSmartワンズモール稲毛店は八千代での経験を活かして、稲毛区で店舗増強開店二年目となります!

さて今回のiPhoneSE3は画面がバキバキに割れており、表示が若干ですがちらついていました。お客様のお話では画面が割れて数週間経過しており、操作不能でパスワード画面から次に進めないとのこと、この状態はiPhone修理に持ち込まれる状態ではよくある症状です。

目次

画面の誤動作で勝手におされてしまうことの危険性

この状態で一番の注意点はホーム画面に入る前のパスワード画面の状態で画面の故障誤動作で勝手に画面タッチが行われている反応をしてしまうことです。これはゴーストタッチと言われており、パスワードが連続で十回間違えると安全のためにデータがリセットされる機能がONになっている場合は修理してもデータが消去された後だったという事もあるため、注意が必要です。

iPhoneSE3を分解して画面取り替えていきます

今回は、ゴーストタッチの可能性も含みますが、まずは画面部品を交換していきます。

iPhone SE 3 (2022 モデル) の画面部品(スクリーン)を交換します。

準備と工具の収集:修理開始前に必要な工具を集めます。これには、Appleのセキュリティネジ用ペンタローブドライバー、接着剤を柔らかくする加熱パッド、慎重に分離するプラスチック製のピックまたはこじ開けツール、小さな部品を扱うピンセットが含まれます。

電源を切ってiPhoneを開く:お預かり前の動作チェック、相談診断を済ませていざ作業開始です。作業中の意図しない回路ショートを避けるため、iPhoneの電源を切ります。ペンタローブドライバーで充電ポート横の2本のネジを取り外します。これらのネジは最終的な画面スクリーンの固定を意味します。

スクリーンの接着剤(防水テープ)を柔らかくする:画面スクリーンは強力な防水テープで接着されているので、安全に取り外すには接着剤を柔らかくする必要があります。加熱パッドを数分間画面の端に当てます。これで画面と本体の間をこじ開ける作業が容易かつ安全になります。

画面スクリーンの持ち上げ:加熱後、熱で柔らかくなった接着剤をヘラやピックを使ってスクリーンの端からゆっくり剥がして、ゆっくり小さな隙間を作ります。内部の配線や部品群の損傷を避けるために注意が必要です。

画面スクリーンの分離:画面スクリーンと本体に隙間ができたら、プラスチックのピックまたはこじ開けツールをスライドさせ、画面を固定しているゴム製ガスケットを端の周りでゆっくり緩めます。画面に接続されているフレックスケーブル(リボンケーブル)に損傷を与えないよう注意が必要です。

内部コンポーネントへのアクセス:内部には画面部品の金属部分を固定するネジがあります。これらのネジを慎重に取り外し、まず下部金属シールドを固定する4本のネジ、次に右上の3本のネジで別のシールドを固定します。

画面部品(コンポーネント)の取り外し:画面の金属部分を外したら、まず最初にバッテリーコネクタを取り外し、iPhoneに意図しない電力が流れないようにします。次に、タッチコネクタと画面スクリーンコネクタを外し、イヤーマイク部分のコネクタも取り外します。

画面部品(コンポーネント)を新しい画面に転送:新しい画面部品にはイヤホン、ホームボタン、フロントカメラが付属していません。これらは古い画面から転送する必要があります。部品のネジを慎重に外し、フレックスケーブル(リボンケーブル)を損傷しないように特別な注意を払いながら新しい画面に取り付けます。

新しい画面部品のテスト:再組み立て前に、新しい画面を携帯電話の本体に接続してテストします。タッチ機能と表示品質を確認します。すべてが正常に動作する場合、再組み立てを開始します。

再組み立てと最終の動作チェック:iPhoneを再組み立てするには、分解手順の逆を行います。すべてのケーブルを再接続し、金属シールドを固定し、慎重にスクリーンをフレームに戻します。準備が完了したら、電話の電源を入れ、ホームボタンやフロントカメラを含むすべての機能が正しく動作するか確認します。

このプロセス全体を通じて、各部品コンポーネントは繊細で傷つきやすいため、慎重に扱うことが不可欠です。適切な工具と慎重な手順に従うことで、安全かつ効率的に画面部品の交換を行うことができます。

今回の修理の成果結果

今回は画面交換を終えたあと、データが無事かどうかを確認する順番になっており、ゴーストタッチの影響がパスワード画面に影響したかどうかによってデータ回収の命運が分かれていました。ですがお客様の故障したiPhoneは予備のモノでした。したがってデータは無事でしたがバックアップの更新間隔が長かったので、合間の期間の写真は失われてしまいました。

この様に画面が割れて、パスワード画面で誤動作が起き、更にそれによるiPhone完全なロックがかかると、iPhoneのデータを初期化しなければならない場合もあり得ます。

画面が割れて、もし誤動作が起きる様であれば、すぐに電源を切ると良いでしょう。

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